「四季の中から生まれた日本の美」
シリーズ開催のご案内
講師:江崎泰子(色彩学校プロデューサー)
日本の伝統色を通して
私の中のルーツを知る
今年もまた春が巡ってきます。仰ぎ見る桜の花に心が浮き立つと同時に、ふと命のはかなさのようなものを覚えることはないでしょうか。日本人ならではのこの感性は、どのように育まれてきたのでしょう?
グローバル経済やIT技術によって、世界中どこに行っても同じ情報や商品が溢れる時代。多様性が叫ばれながら、それぞれの国や民族に固有の文化や伝統が失われつつあるのも事実です。社会の変化は必然ではあるけれど、忘れてはならないもの、伝え、残していくべきものもあるのではないでしょうか。
日本という島国で自分たちの中に脈々と流れてきたであろう感性や精神のルーツを知り、大切にする。それは、異なる文化を生きる人々のことも同様に尊重するという共生につながるはずです。
世界が対立感情に覆われている今だからこそ、色彩文化を通してそんなことを考えていきたいと、「日本の伝統色」講座、久々の開講です!
シリーズ講座をつなぐキーワードは
「四季の移ろい」
豊かな四季の変化に恵まれてきた日本では、色彩感覚も美意識も、和歌や絵などの日本文化も、すべて自然の移ろいの中で育まれてきました。桜を見て“もののあわれ”を感じる私たちの感覚も、千年前からのDNAが受け継がれているからかもしれません。
そこで今回は、春夏秋冬とシーズン毎に1回ずつの開催とし、各季節にちなんだ色彩文化を紹介していきたいと思います。また講座の後半は、「浮世絵」や「キモノ」など、日本文化を知る上では欠かせないテーマを取り上げ、心理的な視点も交えて深めていきます。
<四季の予定とテーマ>
【春】 4/16>>>
春の伝統色・日本の色と草木染め
【夏】7月
夏の伝統色・日本の文様とモチーフの意味
【秋】10月
秋の伝統色・キモノ、色とデザイン
【冬】 1月
冬の伝統色・灯りの表現・日本美術に見る光と陰
※詳しい日時は1~2ヵ月前にご案内ます。
※テーマは変更になる場合がございます。

【主な内容】
◆前半「春の伝統色」
・重ね色目と平安貴族たちの洗練の美
・文学に描かれた春
・和菓子の色のルーツは?
・桜だけを描いた絵師たちの話 etc……
◆後半「日本の色と草木染め」
・日本の伝統色、その特徴と色名について
・植物と染料の話
・日本だけに残る千年前の染織技術
・草木染めのもつ薬効について
【講師】江崎泰子 プロフィール>>>
【日時】4月16日(日)13:30~16:30
【参加方法】Zoom(オンライン)
【対象】どなたでもご参加いただけます
【参加費】5.500円(税込)
*尚、やむを得ず当日参加できなくなった場合は、講座の録画をご覧いただけます。
【お申し込み・お問合せ】
★【銀行振り込み】の方は 下記アドレス、またはお電話でお申込ください。その際、「4/16伝統色講座参加希望」、氏名、住所、電話番号をご記入願います。
お申込後、下記へご入金ください。
振込み口座:三井住友銀行 青山支店(普)3407678 株式会社ハートアンドカラー
※なお、振込み後のご返金は致しかねますのでご了承ください。
「色彩学校」事務局 Tel: 03-5474-7810
admin@shikisaigakko.net