和紙ちぎり絵作品・村西恵津(『色彩から読み解く「源氏物語」』口絵より)
千年という時を超え、平安女性とあなたをつなぐ命の色、心の色
「源氏物語」は、異なった身分やパーソナリティ、運命を背負った複数の女性たちが、内面を象徴するようなさまざまな色の衣装をまとって登場します。世界最古の心理小説と言われているように、平安貴族の男女、親子の間には、愛や嫉妬、悲しみ、陰謀、執着……が渦巻き、千年も前に一人の女性がここまで深く複雑な人間心理を描いていることに驚くばかり!
今回の講座は、作者・紫式部がもっとも伝えたかったであろう各女君たちの心理や生き方に焦点を当てて、展開していきます。
華やかな色彩の下に息づく感情や欲求は、時代や社会が変わってもそう変わらないのかもしれない……。だからこそ、今の時代に生きるあなたも自分と重ね合わせ、リアルに感じられることがきっとあるのではないでしょうか。
※「源氏物語」を読んだことがない方にもストーリー解説をしながら進めていきます。
※江崎の著書『色彩から読み解く「源氏物語」』(亜紀書房刊)では紹介できなかった「重ね色目」の美しさをたっぷりお楽しみください。
内容
【講師】江崎泰子(色彩学校プロデューサー)
【内容】「源氏物語」をテーマにしたレクチャー
/ワーク&シェアリング
※参考テキスト『色彩から読み解く「源氏物語」』(亜紀書房刊 江崎泰子著)
【日時】全2回 いずれも13:30~17:00
①2024年 11月30日(土)
②2025年 1月13日(月・祝)
第一回 11月30日(土)
『源氏物語』の背景としての貴族社会と色彩文化
●レクチャー
・豊かな色彩文化と、日本独自のカラーコーディネイト法「重ね色目」
・色彩は人生を左右する重要なアイテムだった
・平安貴族の恋愛事情と女性たちの生き辛さ
・「源氏物語」のヒロインたちを象徴する衣装の色
・光源氏を巡る複雑な人間関係と心理
●シェアテーマ
感情を抑えて生きる女の不幸と幸。あなたはどちら?
六条御息所×明石の上
第二回 1月13日(月・祝)
色彩が照らすヒロインたちの存在と紫式部の内的世界
●レクチャー
・光源氏の深層心理と、衣装の色が物語る男の一生
・多彩なヒロインたちの運命とその後の人生
・作者、紫式部はどんな重ねを着ていたか?
・大河ドラマとはかなり違う?! 紫式部の素顔と人生
・色相環が教えてくれる、紫式部が託したメッセージとは
●シェアテーマ
愛され過ぎた女の呪縛と愛されなかった姫の自立。あなたが共感するのはどちら?
紫の上×女三宮
受講要項
【参加方法】zoomでのオンライン講座
【対象】どなたでもご参加いただけます
【参加費】参加費+レジュメ資料代 19.800円(税込)
※単発でも参加可能 1回11,000円(税込)
【定員】Zoom 20名
(先着順、お早めにお申込みください)
【申込締切】第1回の締切:11月20日(水)
お申し込み・お問合せ
★【銀行振り込み】の方は 下記アドレス、またはお電話でお申込ください。その際、「源氏物語講座第◯回参加希望」、氏名、住所、電話番号をご記入願います。
お申込後、下記へご入金ください。
振込み口座:三井住友銀行 青山支店(普)3407678 株式会社ハートアンドカラー
※なお、振込み後のご返金は致しかねますのでご了承ください。
「色彩学校」事務局 Tel: 03-5474-7810
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