自宅で高齢者のための「ぬり絵サロン」を開いています

自宅で高齢者のための「ぬり絵サロン」を開いています
森田 登志さん 
東京都/アトリエおもちゃ箱
シニアアート療法士
「色彩学校」修了後、4年半程前から自宅で「子どものアトリエ」をやっていましたが、一昨年、「シニアアート療法士養成講座」を受講したのをきっかけに、高齢者の居場所を作ろう、高齢者に地域で元気でいてもらおうと、昨年5月から「ぬり絵サロン」を始めました。

近所の高齢者の方々に声をかけ、自宅のリビングで月に1回、10名からスタートしました。主に70代で、下は62歳、上は88歳です。80代の方々は杖をついて、また手押し車で来てくださっています。認知症予備軍かなと思われる方もいますが、皆さん元気です。

多少の参加費をいただいていることもあり、ぬり絵のあとはお茶タイム。お茶菓子を前に、それぞれのぬりえを褒め合っています。

「ぬりえが楽しみ」「皆さん優しくて、ひとりじゃないって思える」「知り合いが出来て嬉しい」といった感想とともに、皆さんの和やかな様子を見ていますと、私も少しはお役に立てているようで嬉しいですし、自分もいずれ通る道として勉強させてもらっています。