末永蒼生の最新講座
New「ライフサイクルアートセラピーコース」のご案内
11月15日スタート!
「魂のライフレッスン!」
〜心の年輪から学び、そして人生に光を採り入れる〜
末永蒼生です。みなさま、お元気ですか。
コロナショックを経て、いま日本中の人々、世界中の人々が全く新たな人生へと船出しようとしています。その試行錯誤の中にあって、「色彩学校」で学んだみなさまはアートセラピーをどのように生かしていらっしゃるでしょうか。
末永はコロナ時代に入り日常の感覚や思考が180度と言っていいほど転換しました。きっかけは新型コロナパンデミックによる生きることへの危機感というものを受け止めるところから始まりました。
コロナが何か大事なことを気づかせようとしていると直感したのです。
コロナと病気治療が「死と生」についての感覚を目覚めさせた
私たちはどこへ向かって進もうとしているのか、そんなことを考えている最中、私の家族の一人が若くして病気で旅立ちました。命の儚さを感じました。
さらには私自身の体にも少し深刻な症状が現れこのままではどうやら癌へと進んでいきそうな状態でした。
早速、代替療法の治療を受け3ヶ月間を経てやっと健康を取り戻してきました。とはいえ、その間に感じたのはやはり「死」ということです。コロナによる死への恐れ、さらに自分自身の死への覚悟。
そしてあらためて感じたのが、「死」というものに敏感になることこそが、実は生命力の再生を生み出すということでした。
そんなところから私が考え創り出したのが今回の新しい講座です。これは日頃は潜在意識の中に埋もれがちな生きる力を掘り起こす内容と方法です。現在の自分の深層に眠っている生命力だけでなく、過去のライフサイクルの中に横たわっていた心の力を再生させるものです。
光を呼び込むレッスンと生への絶対的肯定
私自身、病気治療中に最も心を注いだのは、“何があろうと、今この瞬間を絶対的に肯定し、いかに幸せな気持ちで生きるか”ということでした。それによって免疫力を維持しようとしたのです。
現実に生きているとつい否定的な想念が影のように心に忍び寄ってくるものですし、それを何かのせいにしストレスを重ねるものです。私が続けたのは心の影を次々に自分の意識で振り払い、明るい光を呼び込むイメージのレッスンでした。闇と光の闘いです。病気というものは心の影に入り込んでくると感じたからです。
またこのタイミングで読み込んだ本がフロイトにも影響を与えた精神物理学者・フェヒナーの伝記『生命の哲学』でした。その中の「精神物理学と光の世界観」の章は心深く響きました。世界が光に満ち溢れていることを感じさせてくれる内容でした。光を呼び込むレッスンをしている中、面白い感覚変容がありました。色や音などの波長や粒子が空気中を漂っているかのような感覚覚醒が起きたのです。これまでもこのような体験はパリのオランジュリ美術館のモネの部屋やマチスがデザインした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂を訪れた時にもあったことです。
もう一つ意識したのは、これまで生きてきた人生体験や記憶も現在を支える資源として“明るいエネルギー”に変えていくという心のワークです。ここから表現ワーク用の新しい「ライフサイクルチャート」が生まれました。
またこの間は、眼から入る色彩によるセラピーだけでなく、直接、皮膚に色彩チップを当てるという以前から体験していた加島春来先生創案の「色彩治療」を集中的に受けました。心と体の両方から色彩のパワーを注いだのです。その相乗効果で自分でも驚くほど回復を見ることができました。いまも体調の波はありますが常に意識を光の方に向けています。
この心身併せた色彩セラピーの体験は、色によるアートセラピーへの確信をさらに深めてくれるものでした。講座でもお伝えしたいと思っています。
全4回の講座の流れ
講座は「ライフサイクルチャート」を主にしたライフレッスンになります。ここでは参考テキストとして生と死を見つめながらセラピーを行ったエリザベス・キューブラー・ロスの『ライフレッスン』(角川書店)を参照します。
- 1回目は潜在意識にアプローチするための「夢マンダラ」ワーク。
- 2回目は心身の健康を守るセンサーでもある「皮膚感覚」の力を知るための「タッチング」がテーマ。自分のライフサイクルにおける皮膚感覚の記憶を蘇らせるワークを行います。
- 3回目はいよいよ「ライフサイクルチャート」の表現ワークに取り組みます。
- 4回目はそれまでの3回のレッスンを踏まえて、心と体の免疫力や心底自分らしく生活する力を高め、人間関係や社会活動に応用していくためのレッスンです。
実はこの内容は、今年の春から実施した「ライフサイクルアートセラピー」講座の中で行ったものです。以前の「ライフサイクル心理学」を受講した方はタイトルから似たようなものかと感じた方もあったかと思いますが、実は全くステージが違うものです。
今回、参加した20名近くの受講生の方々と共に実践を重ねてみて、それぞれが自分の人生観を転換されていく姿を伺うことができました。
何より自己肯定感というものが自然に拡大し新たな出発点となったという感想をいただきました。
この経験を踏まえて、11月からのカリキュラムを進化させつつあります。
修了生の皆様にもこの機会に是非ご参加いただけますようご案内を差し上げる次第です。(2020年10月6日記)