2020夏 vol.32 特集

コロナ時代の新幸福論

画:村西 恵津

予想もしなかった新型コロナウィルスの世界的な感染拡大。

当たり前だった日常や風景が失われ、発展や成長を主軸にしてきた経済活動にブレーキがかかり、仕事のあり方も問われています。また、家族や身近な人間関係について改めて見つめなおした人もいるでしょう。

これまで、私たちは個々人の幸せを外の世界に求めてきたように思います。仕事での自己実現や人との絆、物や場所や体験への欲求……。しかし、そうした日常がほぼシャットダウンする経験を経て、もう元には戻れないかもしれない今、私たちは社会の中で外在化された幸福ではなく、一人ひとりの自給自足の幸せを見つけていくときではないでしょうか。

今回は、海外からのレポートを交えて、コロナ時代の幸せとアートの力で何ができるのかについて、一緒に考えてみたいと思います。