1/9「シニアアート療法士養成コース」体験説明会を開催します!

母にとってのアートセラピー

「色彩学校」プロデューサー 江崎泰子

今年も残すところあとわずか。
昨年から長引くコロナ禍ではありましたが、皆さまにとってこの1年はどんな年でしたでしょうか?

私は、9月に95歳の母を亡くし、最近になってようやく「もういないのだ」という実感が沸いてきているところです。

母と私は真逆のような性格をしていたので、以前は反発し葛藤を覚えることもありましたが、老いてからは立場が逆転したかのように気遣うことが多くなりました。
とくに認知症になってからは、どう対応して良いか戸惑うこともあったのですが、その時に何より良かったと思ったのは、「シニアアート療法士養成コース講座」を担当していたことです。
その中で、認知症とはどういう病気か、どんな症状が出てどう対応すればよいのかを、しっかり学んでいきました。もしそうした知識がなかったら、私はきっと以前からの母娘関係をひきずったまま酷い対応をしていたかもしれません。

また、私自身が高齢者施設に出向きアートセラピーの現場をもっていたことも幸いしたと思います。ひと言で高齢者や認知症の人と言っても、一人一人まったく違い、各人の個性をどう尊重しつつ接すれば良いかを学ぶ、貴重な経験の場でもあったのです。

とは言え、母に対してはもっとこうしてあげればよかったという悔いは、いくつも残っています。その1つが、ぬり絵をめぐってのこと。
母と私は離れて暮らしていたので、月に1度くらいの頻度で会いに行くときは、ぬり絵(シニア用のアートセラピーぬり絵)や画材を持参して行っていました。「ぬるだけで良い効果があるから」といって促し、母も受け取ってくれてはいたのですが、見ているとぬってもお付き合い程度、積極的に画材を手に取ろうとはしません。
何度かそうしたことが続き、ようやく気づきました。母にとってはぬり絵ではないのだと。

写真の作品:Ezaki Mie

彼女は若いときから手芸や手仕事が好きで、刺繍やパッチワークは喜々としてやっていたのです。刺繍で絵のような作品を作ったり、季節の飾り物を作ったりして、楽しんでいました。

そう、彼女にとってのアートセラピーは、これだったのです!

最後まで針と糸を離さず、デイケアでも職員さんから頼まれた縫物を喜々としてやっていたそうです。やはり幾つになっても、自分の好きなものを好きな方法で表現すること、そして誰かの役に立つこと、それが喜びになるのだと母から教えてもらいました。

たくさん残された彼女の作品は、今では私の宝物です。

シニアアート療法士養成コース」体験説明会

スマホ、タブレット、パソコンでご参加いただけます

2022年1月から始まる「シニアアート療法士養成コース」に向けて、体験説明会を行います。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

シニアぬり絵を使ったワークショップ体験、高齢者の方の表現を紹介しながらのレクチャー、修了生の活動紹介など盛りだくさん! 詳しいコース内容や個別相談も承ります。
シニアアート療法士養成コース 募集要項 >>>

【日時】1月9日(日) 10:00~12:00
※日程が合わない場合は個別説明も受付中です!
【参加費】無料オンライン(ZOOM)にて開催
【参加方法】要予約 「色彩学校」事務局までご連絡ください。ぬり絵をお送りします。 
E-Mail: admin@shikisaigakko.net 
Tel: 03-5474-7810