代表 末永蒼生のMessage

心の健康を守り、
自分らしい幸福を得るために。
そのカギが色彩心理と

アートセラピーにあります。

Photo ウォン・ウィンツァン

  色彩学校
  国際アートセラピー色彩心理協会
  代表 末永 蒼生

人生にとって大切な二つのこと

誰にとっても人生で大切なこと、それは自分らしい「幸福」の実現とそのための「健康」。 この二つは深く重なり合っています。
私自身、人生の出発点においてこの二つの課題は切実なものでした。というのも幼児期に虚弱であったことで健康状態には敏感でしたし、一方、画家であった父親の影響で幸福というのは自分の生きがいを探求することだと感じて育ったからです。
そんな私が20歳の頃に出会ったのが色彩心理の研究でした。それはアメリカにおいて子どもの絵からその心理を調査した先駆的な研究でした。「これだ!」と感動し、自らも研究を進めると共に実践の場として開いたのが「子どものアトリエ」という教室でした。さらに研究を重ねると、色彩から心を感じ取る方法は子どもに限らず、成人、高齢者など年齢や性別までも超えて有効であることが分かってきたのです。
何より素晴らしいのは、自由に色を表現することでストレスを緩和し生きるエネルギーを高める効果です。この効果を応用する方法として私たちが開発してきたのが、色彩表現を中心にしたアートセラピーです。
実際、子どものアトリエ教室に通う子どもたちが表現力を高めながら自信を身につけ、一方、高齢者施設では色を楽しむことで、能動性や精神的安定が見られるようになりました。中には認知症予防にも効果が期待できる嬉しい場面もあります。
このように、色彩は私たちの「幸福」や「健康」にエネルギーを与えてくれるパートナーなのです。
アートセラピーの方法はなぜ世代を超えて心を活性化する効果があるのでしょうか?

色彩によるケアは、ライフサイクル(生涯)を通して役に立つ

従来の心理学では、たとえば児童心理、女性の心理、老年心理のように年齢や性別によって分類されていました。でも、一人の自分の中には子どもの感情もあれば成熟した心もあり、女性性.男性性も混在しています。このように境界が曖昧な「心」というものをトータルにとらえようとする心理学、それを私は「ライフサイクルアートセラピー」と名付けて伝えています。
私自身、絵を描く時に70年を生きてきた経験が反映するかと思うと、子どものような捉われのないイメージが出てきたり、一般的に男性的と感じられる力強いタッチの一方で女性的な柔らかい色使いになったりします。そして、その時々の多様な気持ちを表現する時に精神的エネルギーが全開し元気になれるのです。この感覚が分かると、アートセラピーを提供する時にも、世代を越え様々な対象に自在に活かすことができるようになります。

「色彩学校」は色の力で幸せな人生の扉を開く第一歩!

「色彩学校」では先人の心理学を参照しながら言葉だけでは捉えられない心を解放する方法として、アート表現を体験していきます。とくに色彩を中心にしたアート療法には、50年に渡って体系化してきた、様々な方法があります。こうしたプログラムを体験することは他者に役立つアート療法の技術が身につくだけでなく、何よりあなたが自分らしい人生を創り出すことに結びつくでしょう。
受講生は20代から80代までと幅広く、修了後は国際アートセラピー色彩心理協会のバックアップを受けながら生きがいにつながる活動を行っています。色に触れることで心が互いに響き合ったり、また不安を乗り越えることで世の中が明るくなること。これが長年研究してきた私の願いです。

末永 蒼生(すえなが たみお)
色彩心理研究家/「色彩学校」「国際アートセラピー色彩心理協会」代表理事

1960年代から実験的な美術活動を行い、近年、当時の記録映画が内外の美術館で上映されている。64年より日本児童画研究会で色彩心理の研究を行い、66年「子どものアトリエ・アートランド」を創立、89年に「色彩学校」を開設。色彩心理とアートセラピーを組み合わせた「末永ハート&カラー・メソッド」を体系化。多摩美術大学非常勤講師をはじめ、内外の大学で講義を担当。東日本大震災など各地の被災地でアートセラピーの活動を支援。NHK「課外授業ようこそ先輩」などテレビ出演や講演活動も多い。著書にロングセラーとなった『色彩自由自在』シリーズ(晶文社)『心の病気にならない色彩セラピー』(PHP)など多数。