新アート講座! 3/20より後半スタート!

囚われているのは、わたしの心?
狭めているのは、わたしの感情?
感じる邪魔をしているのは、わたしの記憶?

どうすれば、 “心の鋳型”をゆるめ、 “オリジナルなわたし” の人生を生きていくことができるのでしょうか。
一人ひとり違うその答えを、アート作品や画家の生き方を通して探るスペシャル講座。

心惹かれる作品との出会い、表現することで浮かび上がる自分のリアル、そして互いの言葉がこだまのように響きあう語り合い……、そんな時間を共に過ごすことで、あなたはきっと “かけがえのない自分” と出会えるでしょう。

講座内容

【講師】末永蒼生・江崎泰子

画家をテーマにしたレクチャー・ワークショップ&シェアリング

※本講座は前半、後半各3回のシリーズ講座になります。 (前半3回は終了しました)
※参考テキスト『色から読みとく絵画―画家たちのアートセラピー』(亜紀書房刊)
【特別販売】講座の参加者には送料無料で販売いたしますのでお問い合わせください

【前半3回の内容】と【参加者の感想】はこちら

半】全3回(Zoom)時間 13:30~17:00
①2025年3/20 (木・祝) ②5/6(火・祝) ③6/22 (日)

  1. 3月20日(木・祝)
    心の中の影を愛おしむ ~影を感じて初めて光が射してくる~

    感じないようにしている負の感情、避けている記憶、消去したい自分……。
    あなたの中の影の部分をないことにするのはやめて、丸ごとの心を抱きしめよう。
    [取り上げる予定のArtist ―ムンク、キリコ、葛飾応為、高島野十郎]
  2. 5月6日(火・祝)
    愛と束縛について ~親子、男女……、その執着や囚われ、苦しくない?~

    親や身近な人からの“愛”は、心の栄養となる一方、毒のように自分を損なうことも……。そんな愛の呪縛や執着を解くことから、自由な心が生まれる。
    [取り上げる予定のArtist―田中一村、フリーダ・カーロ
  3. 6月22日(日)
    人生は、新たな絵を描き続けるように ~心を更新し続けるわたし~

    まっさらなキャンバスに筆を加えるごとに、色もイメージも変わりゆく。そんな画家たちのように、世の中のスタンダートや過去に囚われず、その時々の心のままにリアルな自分を生きていくには……。
    [取り上げる予定のArtist ―シュザンヌ・バラドン、三岸節子]

※取り上げる予定のアーティストは、内容によって変更になる場合もあります。

受講要項

【参加方法】・zoomでの講座&ワークショップ
【対象】どなたでもご参加いただけます
【参加費】参加費+レジュメ資料代
 前半・後半 各31,350円(税込)
  ※単発でも参加可能 1回11,550円(税込)
【定員】Zoom 14名
 (先着順、お早めにお申込みください)
【申込締切】各開催日の10日前

お申し込み・お問合せ

【カード決済】の方はこちらからお申込みください ▶▶▶

★【銀行振り込み】の方は 下記アドレス、またはお電話でお申込ください。その際、「新アート講座の参加希望日時」、氏名、住所、電話番号、協会員の方は協会員であることもご記入願います。
お申込後、下記へご入金ください。
振込み口座:三井住友銀行 青山支店(普)3407678 株式会社ハートアンドカラー 
※なお、振込み後のご返金は致しかねますのでご了承ください。

「色彩学校」事務局 Tel: 03-5474-7810
admin@shikisaigakko.net

【前半の内容】修了しました
全3回 ①10/14 (月・祝) ②11/4(月・祝) ③12/22 (日)

  1. 10月14日(月・祝) 終了しました
    小さな自我から心の枠を広げる ~これまでのセルフイメージを手放す~

    「私ってこんな人」「こんな自分でありたい」「こうでなくてはならない」……、あなたの自己認識、フリーズしていませんか? もっとしなやかな自分を感じてみましょう。
    [取り上げる予定のArtist―石田徹也、アンディ・ウォーホル]
  2. 11月4日(月・祝)  終了しました
    適応と不適応の狭間で ~周囲や社会に適応できない自分を大事にしよう~

    障害、不適応、こころの病、LGBTQ……は、なぜ世の中から排除されるのか。なぜ、空気を読んで周囲に合わせなくてはならないのか。自分の中の“違和感”は、あなたらしくあるための大切なサイン。
    [取り上げる予定のArtist―ゴッホ、ローランサン]
  3. 12月22日(日) 終了しました
    肉体と精神の自由について

    人生に意味や目的は必要なの? 頭で考えた意味ではなく、ときには身体感覚に導かれて生きてみよう……。心の枠組みを手放したときに開かれる無限の自由。そんな“空”の扉を開いてみませんか。
    [取り上げる予定のArtist ―草間彌生、イブ・クライン] 

[前半の参加者の感想]

見ていて不快に感じる表現には、自分の内側が訴えている何かに気づくチャンスがある(M.Sさん)
受講から少し時間が経ち今感じているのは、この 3 回の講座を経て、「心地よさ」と「心地の悪さ」がそれほどかけ離れていないのでは、ということです。
これまで、快/不快は人間にとってとても大切な感覚だから、自分が快と思う方へひたすら進めばいいんだ、とどこか単純に考えていました。でも今回、1 回目の石田徹也や 3 回目の草間彌生の作品を見るときの、心がざわつくけれど惹かれる感じは、その中に身を浸したいような快さとは全く違うけれど、かさぶたをつい触ってしまうときのような自分を確認する感覚、一種の「快」とつながっている気がしました。
見ているだけでリラックスできたり、満たされた気持ちを味わえる「快」も良いけれど、なんだか不気味、怖い、見ると緊張する、でも気になるといった「不快」に思える表現には、そう感じる今の自分の内側が訴えている何かに気付くチャンスがある、だから魅かれてしまう、ということもあると感じています。それは作品だけでなく、他者に対してや、自分をとりまく状況にも同様に、安易に「快」に飛びつくばかりでなく、「不快」に思えることの中にも自分にとっての意味を見出すことにつながるのかもしれません。
今回の講座を通して、今までどちらかというと不快だと思っていた画家にも(不快だと思う自分にも)興味が沸いてきています。
これからは、直感的な快/不快や違和感を無視しないで、さらに私にとってのその「快」って何だろう、その「不快」はどこから来るのだろうと問う、その感覚を持っていきたいと思っています。

●今まで霧のかかっていた自分自身の問題に、うっすらと光が射してきた気がします(吉村 由紀子さん)  
今回は 自分自身の問題点が露呈したように思えます。今までのフワッと霧のかかっていたところに、うっすらと光が射してきた気がします。 まだ整理が出来ていない状態ですが、「何を守って何を捨てるのか?」、整理をしながら取り組んでいきたいと思います。
おそらく…ですが、すでに私の中で “守るべきものなのに守り切れていないもの”と、“捨てるべきものなのに捨てずにいるもの”はわかっているのだと思います。
わかっていても、それを丁寧に捉えて明確化できない(していない)のだと思います。
すでに過去の心の鋳型は崩れてきています。
“鋳型は頑丈であっても永遠ではない”と思うことで、新しくシナプスが繋がる瞬間に出会える気がしています。
貴重な気付きをいただき、ありがとうございました。

 ●毎日、抽象画表現に取り組むことは、自分の内面に出会って驚く瞬間でした(山口晴津子さん)
ホームワークが抽象画表現と聞いて当初は難しそうと感じていましたが、自分に向き合う時間を持つという意味ではとても大事な取り組みだったように思いました。実際に形にならない自分を表現するとは、自分の内面を省察することからはじまり、何かを描こうと気負わず、絵の具やマジックや、クレパスや色鉛筆で色遊びをするうちに、なぜ赤を使いたいのか、青が出てくるのか、混ぜたり、混ぜなかったり、気持ちの動きと行為がクロスしながら、紙に描かれていく模様にはっとする。これは今まで気づかなかった自分の内側に出会って驚く瞬間でした。
自分のありのままを受け入れて穏やかに肯定的に生きたいと思っていても、日常生活では、もやもやしたり、整理のつかない苛立ちに自分を見失ったり、その揺れに酔いそうになることもあります。それが抽象画を描くことで可視化されるようでした。
草間彌生が自分にこだわり、コンプレックスやトラウマに立ちむかいながら乗り越えたことが作品に現れていることや、イブ・クラインの外側の条件で人工的に作られた自分ではなく、何もない自由さの中で自分を表現していることなど、作品の解説から知る、自己表現の分析も興味深いものでした。
抽象画でも写生でも描くことで新しい自分に気づけたり、美術館で作者のことをあれこれ勝手に想像して楽しんだり、新アート講座で生活の楽しみ方が増えました。