アートランドが伝えたいこと

~代表 末永蒼生より~

代表 末永蒼生とアトリエ風景

子どもの可能性が広がる子どものアトリエ「アートランド

「アートランド」の大切なルールは、子どもに自由な創作体験の場を保証すること。なぜ子どもはお絵描きが好きなのか。またそのことがどれほど子どもの発達に役立つか、理由をお話ししましょう。

子どもは言葉をうまく話す前から、クレヨンを持たせると絵らしき落書きを始めます。お絵かきやねん土遊びは五感を豊かに育て、それをベースに知的発達が引き出されていくのです。そのために一番大切なことは、子どもには欲求や興味を十分に体験させてやること。心と脳が育つための基礎体験だからです。

子どもの発達の3段階が分かれば、どの子もアート体験を通して素晴らしく育ちます

子どもの心と能力は大まかに3段階のステップを踏んで発達していくことが児童の発達心理として知られています。
末永メソッドでは、これを分かりやすく発達のホップ・ステップ・ジャンプとして捉えています。

最初の「ホップ」五感と心の根っこが育つ幼児期ステージ、次の「ステップ」個性や能力が育つ児童期ステージ「ジャンプ」自己実現に向かう思春期以降のステージです。
そして、それぞれのステージが確実に成長していくためには、その時々の段階で役立つ画材やアート体験があります。

このような発達のシナリオはすべての子どもの中に生まれつき用意されていて、アートランドではそれぞれの段階に効果的な画材や表現方法を提供しています。ます。その道筋に沿って安心して創作体験を重ねていくと、驚くような成長が見られます。

創作体験で養われた観察力思考力表現力創造性、そして自信に裏付けられた自己肯定感がその後の集団生活や学習においても自ずと発揮されるようになっていくのです。

アートランドで子どもたちはこんな風に成長する

「アートランド」に通った子どもたちの多くがバランスのとれたパーソナリティを身につけることで、なにごとにも積極的になっていきます。進学や好きなことへの挑戦など自分で選んだ道を進み、社会の中に居場所を得ていく様子が見られます。仮に困難に出会っても乗り越えていく心の耐性を持つようになるのです。

実際、長年在籍したある子どもは、「教えられただけでは自分の身につかないけど、アトリエは思い切り試行錯誤できる環境だったので、体験が身につきたくさんの引き出しが増えた」と語ってくれました。
そのような自ら育とうとする子どもの中の力を、私はこの半世紀、感動とともにたくさん見てきました。

冒頭に述べた、「なぜお絵かきなどのアート体験が子どもの心と能力を素晴らしく育てるのか?」という確信はそこから生まれてきたのです。

どの子どももたった一人のかけがえのない存在であり、その心が生み出した表現は世界に一つの輝きを持っています。それが心の栄養素となって、どんな環境の変化にも力強く生きていく人間力となっていくのです。

クラスでは、チャイルドアートインストレクターが作品に表れる子どもたちの成長の様子、また子育てを楽しくするアートの活かし方などもお伝えします。養育者の皆様は遠慮なくお声を掛けてください。

末永 蒼生(すえなが たみお)
色彩心理研究家/「色彩学校」「国際アートセラピー色彩心理協会」代表理事

1944年生まれ。画家の父親の元で子ども時代から美術に親しむ。19歳から東京・豊島芸術研究所で本格的な美術活動を始め個展やグループ展などでデビュー。以来、アートや色彩の力に魅了されアート活動や色彩心理の研究を行ってきた。
日本児童画研究会で子どもの絵の心理研究に関わり、22歳の時に自由表現の教室「子どものアトリエ」(現アートランド)を創立。

以後、自由なアート体験が年齢、性別の違い、障害の有無にかかわらずすべての子どもの成長に有効であることを観察してきた。その実績をもとに「末永ハート&カラーメソッド」として体系化。アートを通しての子どもの幸せと心の平和を願って活動している。