【色シリーズvol.1】
子どもが赤を選ぶ時は基本的に健康状態が良好で、行動や気持ちの表現に積極的であるという傾向が見られます。心身ともに伸びやかであれば赤を好むことが多いのです。「赤」を選ぶ時には体の中から湧き出るエネルギーを思い切り発散していて、その後気持ちに落ち着きが生まれます。
*「やりたい!」「チャレンジしたい!」子どもの成長を後押ししてくれる「赤」*
*3才 女の子*
好奇心旺盛、「どうなるかな?自分でやってみよう!」興味をもったことに積極的に挑戦する気持ちが溢れています
*1年生 男の子*
小学生に進級し、文字の勉強が始まると意欲的な様子が、大好きな電車を文字で描く創作になりました
さて、大人はどうでしょうか。
やはり意欲や活力が高まっている時には、赤を選ぶ頻度が高いようです。赤いヘアバンドや帽子は前向きの気持ち、赤い靴などは行動力を示します。いわば、交感神経にスイッチが入っているということです。逆に、気分が沈んでいる時に、アクセサリーなど小物に赤の差し色を使うと、気力を高める効果があるものです。
自然と赤をチョイスしたり、「ここぞ!」という時に赤を選んだり…皆さんはどうですか?
4月、子どもたちは進学、進級、大人も新年度でお仕事や生活の環境が変わる時期です。気づくと身近に赤があるかもしれません。身近な色のチョイスを振り返り、ご家族で色を通してのコミュニケーションをこの機会に楽しんでください。
※今回ご紹介した例は絶対的な意味というものではありません。なにより選んだ本人にとっての意味が大切なので、色から心の動きを自由に想像してみることを楽しんでください。